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PATA日本支部事務局ニュースレター |
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Vol. 4 - December 2003
 ̄ January 2004 |
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PATA日本支部新春講演会・懇親会の開催について
会員の皆様にはすでに別途ご案内をお送りしてます通り、PATA日本支部の新春講演会及び懇親会を1月22日(木)午後3時より、ホテルグランドパレスにて開催いたします。今回の講演会では国土交通省から金澤観光部長をお迎えし、観光政策全般に関する講演並びに日中韓の政府間レベルにおける観光促進協定を踏まえた観光客誘致という観点からお話をしていただくことになっております。 講演会の後に引き続き開催されます懇親会では、業界のさまざまな分野の方からご参加のお申し込みを多数頂いておりますので、参加申し込みがまだお済みでない方は、お誘い併せの上、お気軽に御参加下さい。参加費はいずれも無料となっております。
(お申し込み先: PATA日本支部事務局 Tel:
03-5367-3320 Fax: 03-3225-0071)
PATA各支部情報掲示板 "PATA
Chapter Newsline" 第1号発行
世界中に70ある各PATA支部の情報を網羅した「PATA支部e-mail 掲示板」の第1号が昨年12月1日に発行されました。(www.patanet.org/chapters/dec03.htm)本掲示板では、アジア太平洋地域だけではなく、全世界の旅行業界共通の話題やテーマ、トピック等が毎月アップデートされて掲載されておりますので、是非ご覧下さい。
また、毎月各支部の役員のコメントを掲載するコーナーがあり、第1号では「アジア太平洋圏の旅行を回復させるためには何が必要か?」という質問に関し、当支部の石榑会長をはじめ、各支部の会長が以下のようなコメントを行っております。
<PATA日本支部会長 石榑信孝氏>
旅行業回復に向け一番基本的かつ重要なことは、航空業界における信頼の回復つまり旅行者に対し、空港もフライトも全く安心だということを確信してもらう必要があります。そして旅行をする楽しみを思い起こして頂き、旅行がどれだけ人生の価値を高めてくれるかということを理解してもらうことです。また、今までずっと旅行を計画してきた人たちに対し、「さぁ、バケーションを取って、旅行に出かけましょう!」と働きかけることです。しかし、これをどのようにやっていけばいいのでしょう? この古典的な試みには、大規模なメディアでの展開が必要です。例えば、PATAの「プロジェクト・フェニックス」や、パシフィック・エアラインの「サンシャイン・プロジェクト」は、最も効果的で、広範囲にわたる方法と言えるでしょう。
<PATAニューヨーク支部会長 Mr.
Larry Greenman>
ここ一年のアメリカからアジアへ向けてのビジネスの落ち込みは予期せぬものでした。 イラク戦争やSARS,そして度重なるテロ攻撃以後の回復には各政府観光局のPRキャンペーンや旅行会社の各種プロモーション、そして大幅なディスカウント料金の設定が必要でしょう。そして、冬期をどうにか耐え忍び、2004年春からの回復を待ち望みましょう。この先数ヶ月の間、SARSやテロリズムの打撃的な再発がない限りは、消費者は旅行意欲を取り戻すでしょう。特に大切なので、前向でポジティブな旅行記事を様々な媒体で掲載してもらえるようPATA域にプレスをもっと招待する必要があるでしょう。
<PATAシンガポール支部会長 Mr. Wong
Soon Hwa>
旅行需要の回復に向けては、関係政府機関が一丸となって旅行者の安全を確保するための対策を打ち出す必要があるでしょう。PATAとしては、安全対策を具体的に打ち出すための政府関係機関公認の声明を出したりすることも出来るでしょう。そして観光関係機関は、こうした対策を具体化するための基金を集めることもできるはずです。要するに、声を一つにして「アジア太平用地域への旅行は安全で楽しいものです」と宣言できるようにすることでしょう。
第53回PATA年次総会及びPATA韓国支部総会(韓国・済州島)について
PATAの年間行事の中でも最大のイベントとされているPATA年次総会(第53回)が本年の4月18日から22日まで、韓国の済州島(チェジュ島)において開催されます。また、総会に先立ちまして4月17日から19日までは、同じく済州島(チェジュ島)のラマダ・プラザ・チェジュホテルにおいてPATA韓国支部総会が開催されますが、こちらにも韓国支部以外の会員の参加を呼びかけております。特に、開催期間中の4月18日には、日本・韓国・中国の3支部合同フォーラムが開催され、3カ国の代表が今後どのように共同プロモーション事業を遂行していくかという点を中心に協議を行う予定です。
PATA韓国支部総会の参加費は、わずか120,000ウォン(13,000円)で、引き続き開催されるPATA年次総会のウェルカム・レセプションや開会式にも出席可能です。
総会と併せて、または総会に参加できない場合でも、ぜひこの韓国支部総会に御参加下さい。詳細及び参加のお申し込みはwww.patakorea.org/ をご覧下さい。
PATAトラベルマート2004のお知らせ
第27回目のPTM(PATAトラベルマート)が、本年の9月22日から24日まで、バンコックにて開催されます。昨年10月1日〜3日までシンガポールにおいて開催されたトラベルマートには、世界33カ国から213のセラーが、そして46カ国からは190のバイヤーが参加し、成功裡に終了いたしました。本トラベルマートは、「事前アポイント制」により、参加セラーが希望するバイヤーと必ず商談ができるようコンピューターによるスケジュール調整を行っているため、非常に効率的な商談が行われると高い評価を得ております。現在、PATA本部では、本トラベルマートに向けて "Key
Market for Buyers Acquisition Campaign"(主要市場からのバイヤー獲得キャンペーン)を実施し、アジア、太平洋、中東/アフリカ、欧州、北米からのバイヤーを招聘すべき準備を進めております。本格的な商談を目的としたトレードショーへの御参加をご希望の皆様は、是非参加についてご一考下さい。詳細は、PATA日本支部事務局までお問い合せ下さい。
SARSに関する報道の取り組みに関し、PATAが要請
SARSの再発に関する報道のあり方について、PATAは各メディアに対し、加熱した報道を控えるよう要請を出しました。PATAプレジデント&CEOのピーター・デ・ジョン氏は、「昨年のような、やおら一般大衆の恐怖心をあおるような報道は控え、メディアとしてのプロフェッショナリズム精神をもって、冷静に正しい情報を伝えるよう努力してほしい・・・10ヶ月前の異常なパニックによりアジア太平洋地域の旅行業界に従事する何千人という人が仕事を無くしてしまったようなことは、二度と起きてはならない。」と語っています。去る1月8日、WHOは「呼吸系のいくつかの病気にはSARSとよく似た症状を伴うものもあり、特に冬の時期にはそうした病気が発生する率がもっとも多くなり、なかには肺炎を引き起こすものもある。この先、数週間はそうした症例がもっとも多く報告される」としています。「PATA地域において旅行者の安全を確保するためには、常に万全を期さなければならない。PATAは我々旅行業界にとって脅威となる如何なるものにも備えるよう、業界が一丸となって対処していけるようコミュニケーションの主導的役割を果たしていく。」と、前出のピーター・デ・ジョン氏は語っています。PATAは、SARSの疑いがあるような場合は、早急な処置と問題解決にむけての断固とした処置を行うように各関係政府筋に要請すると共に、衛生当局関係機関は常にSARSに関する最新情報を提供するようにとの要請を提出しております。SARSを含む衛生保健に関する最新情報については、WHOの(世界保健機関)のホームページ(www.who.int/csr/sars/en/)をご覧下さい。
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